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調布のおいしい物語

(2011年2月7日)

  社会現象にもなった漫画「NANA」に出てくるカフェ「ジャクソンホール」。
調布駅南口から北口に移転して約3年になります。
若者たちが列をつくったあの伝説の店のオーナーってどんな人?
 「調布のおいしい物語」第3回は、「フォレストパンド」社長の池森薫さんを訪ねました。

45歳。15歳から働きはじめ、22歳でフリースタイルスキーのモーグルをはじめ、世界の山を股に掛けて活躍した。
27歳でオリンピック出場を断念し、飲食業で生計をたてることを決意。
調布北口の「SURF DININGシェラック」「wyoming cafeジャクソンホール」と苗場スキー場の「mountain cafeシュプール」を経営するほか、輸入・商品プロモーションなどを手掛ける。
現在も年に30日間はスキーヤー。


オリンピック出場をあきらめ転身

 22歳でフリースタイルスキーのモーグルに出合い、オリンピックを目指していた池森さん。 スタートが遅かったためか、オリンピック出場のチャンスはとうとうめぐって来ませんでした。

「それまでは、スキーヤーを続けるためにあらゆる仕事をしてきましたが、一度清算させてもらって手に職をつけようと」。

27歳で都内の料理店に入ることにしました。
それまで世界の山々を駆け巡っていましたが、なかでも何度となく訪れたのがカナダのウィスラー。

「立ち寄ったあるバーが、山の写真を店内に飾ったログハウスのような雰囲気で気に入りました。こんな店を作りたいという思いがしだいに高まったんです」。

開業を目指して都内料理店で修行をスタート。同時に有名ホテルが経営する本格フランス料理店のシェフに講習を受けたり、余暇を使ってあちこち食べ歩くなど研究に余念がなかった池森さん。

「料理の基本はこの時にたたきこまれました」。

シェラック外観と店内写真

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こだわりは手料理とリラックス空間

シェラックメニュー看板と店内写真 3年間の修行ののち、30歳で独立して開業したのが「SURF DININGシェラック」でした。
ウッディーな店内に貝がらやサーフボードが飾られ、小さなドアの向こうは異空間。

「山小屋をイメージしていましたが、もともとサーフィンも好きなので、海と山を融合させたような、飾らない自然な空間になりました」と池森さん。
「あまりジャンルに囚われるのが好きじゃないんです。とにかく居心地がよくて、リラックスできる空間をと考えていました」。


そんななかでうまれた開店当初からの人気メニューが「木の子のごえもん焼き」と「シナモンチーズトースト」
「シナモンチーズトーストは、15歳で自炊していたころに自分で編み出したものなんです。たまたま店にパンが余っていたので日替わりメニューにしてみたところ、好評だったので定番になりました」。
池森さんの編み出すメニューはたしかにジャンルがない、いわば無国籍料理。
けれど、この味とセンスにファンがつきます。

「こだわっているのは、すべて手作りだという点だけですよ」。

終わり

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あこがれの山で幸運なめぐり会い

redhook 「SURF DININGシェラック」が軌道にのった3年後、次に出す店にはあこがれのアメリカ屈指のスキーリゾート、ワイオミング州「ジャクソンホール」の名をつけ、ウエスタン風の店にすると決めていた池森さんは単身渡米。

「店を出す以上一度は行ってみないと。あの山を滑りたおしたいという気持ちもありました」。
「あのときは運気が高まっていたというか、そこで出会う人出会う人すべてが協力してくれたんですよ」。

市の名前を冠した店を出すことを知ってジャクソン市の商工会がバックアップ。
地元でおいしいと有名な「グレートノーザンコーヒー」やシアトルの地ビール「レッドフックビール」など、日本にはほとんど輸入されていないレアな商品の取引契約が結べたうえに日本でのプロモーションをまかされることに。そのうえ、スキーメーカーが池森さん自身のスポンサーになってくれ、スキー用品の提供を受けるなど、この後の長いつきあいのきっかけになりました。

「特別な営業をしたわけではないのですが、人のすすめに従ってみると、これがたまたま自分の好みに合う良い物ばかり。みごとにヒットしました」。

実は、布多天神の裏手にある「マイクロソフト」の本社はシアトル。
社員や本社からの客人が地元のビールを懐かしがって来店し、評判になっています。

「麦のかおりがすばらしい、おいしいビールです。日本で手に入るのはほとんどがうちで直輸入したものなんですよ」。

「ジャクソンホール」の店内

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思ってもみなかった矢沢作品の力「ジャクソンホール」矢沢作品とサインこれまでの実績を「運気が高まった」と表現する池森さん。
漫画「NANA」の影響で「wyoming cafe(ワイオミング カフェ) ジャクソンホール」が大ブレークしたことも、めぐりあわせだと言います。
作者の矢沢あいさんは、一番目に出した「SURF DININGシェラック」の雰囲気と料理を気に入って通っていた客のひとりでした。

「新しい店ができたので、矢沢さんを連れて行ったのですよ。ちょうどそのとき、彼女は出版社から独立して自分の作品に挑戦することになったと言い、何か面白いことをやろうよということになったのです」。

漫画や映画がヒットした当時、ドラマの舞台になった実在の「ジャクソンホール」にファンがおしかけ、ひとつ先の信号まで入店を待つ列ができました。


「僕もびっくりです(笑)。正直いって友人だから協力しただけ。矢沢さんの作品の力を知りませんでした。近隣の方には迷惑をかけました」。

終わり

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年間30日はスキー。山と店の二足のわらじ

「mountain cafe シュプール」外観 次のめぐりあわせは、それからさらに3年後。苗場への出店のはなしでした。
今度も、スキーの縁で声がかかりました。スキー人口が減ってきた当時、“マズイ、高い”といわれたゲレンデ食堂。依頼はそのイメージを払しょくしてほしい、海外のエッセンスをとりいれた店を作ってほしいというもの。
そこで9年前に誕生したのが、「mountain cafeシュプール」。 おかげで大好きなスキーの時間もとりやすくなりました。

「僕のベースはスキー。今も年間30日はスキーヤーです。思い返せばスキーあってこその自分。ひとつのことを続けていれば道は開けるということだと思います」

スキーと店の経営。二足のわらじをはいた池森さんが順調に店を増やしてきた“運気”以外の秘訣がもうひとつ。それは15歳のときからの家計のやりくり。

「原価のことや損益分岐が身についています。あまり大きな賭けにでるようなことはせず、本当に地道にやっています」。

1994年リレハンメルオリンピック・男子滑降の金メダリスト、トミー・モーさんと池森社長とシュプール店内

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次の店は千葉。だってサーフィンも僕には欠かせない

海を思わせる「ビーチサンダル型コースター」 そんな池森さんが次に店を出すとしたら?

「とりあえずもう一軒、海に出したいかな。
だってサーフィンするのに便利じゃないですか。
波がいいので千葉ですね。
調布には海がないからしかたないですね」

狛江市に住み、調布をわが町として生活してきた池森さんですが、サーフィンの誘惑には勝てず次の店は調布の外になりそう。


あくまで自分のやりたいことを見失わず自然体なのが池森流。
だからこそ、そこに集まる人がリラックスできるのだなぁと思います。

終わり

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終わり

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